ハンマーのようなT字型の頭部が特徴的なこのサメは、 ダイバーから高い人気を誇ります。しかし、現在は絶滅のおそれのある生物に指定されており、「ワシントン条約(CITES)」締約国会議でも、2013年からヨゴレ、ニ シネズミザメと共に国際取引が規制される種に指定されています。
ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)のひれは他のサメに比べて価値が高いので、いくつかの地方ではそれを狙った漁が増えてきています。捕獲のデータが得られているところでは、かなり顕著な減少の記録がみられます。アカシュモクザメ自体とシュモクザメ類の連結データは、南アフリカ、北西・西中部大西洋、ブラジルなどの海域で この30数年間に 50~90%も減少しているとの報告があります。
AWAREでは、「サメとエイの保護」を大きなテーマのひとつに掲げており、今後も力を入れていく予定です。
このような背景と併せて、ハンマーヘッドシャークをはじめとする海洋生物を保護するための環境保全活動についてもご理解いただければと思います。
海を愛するダイバー、そして海の代弁者として、海洋環境保護に貢献していきましょう。
●問題解決のために行動しましょう
ミスオーシャンでは海洋生物を保護するための様々な環境保全活動も実施しております。
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